【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第231話以降の展開予想記事です。魔虚羅の顕現により、「無量空処」に”適応”した両面宿儺。構わず領域を展開しようとした五条でしたが、度重なる反転術式の使用により、展開不可能な状態に陥っていて……。
【呪術廻戦】前回(第230話)のネタバレ
第230話「人外魔境新宿決戦⑧」
適応の肩代わり
禪院家相伝の術式「十種影法術」によって召喚することのできる、”最強の式神”魔虚羅(まこら)。
その出現に、観戦者サイドには少なからず焦りの色が出ていました。
一方その頃、魔虚羅が領域「無量空処」を破壊した後、宿儺は反転術式を使用。大怪我を負った肉体を、瞬く間に治癒してしまいました。
ここで、一つの疑問が生まれます。
……五条悟との戦闘において、初めて召喚されたはずの魔虚羅。
しかし、いざ召喚された魔虚羅は、既に「無量空処」への”適応”を済ませていました。
なぜ魔虚羅は、召喚後間もない状態であるにもかかわらず、「無量空処」への”適応”を得ていたのでしょうか。
術者が”適応”を「肩代わり」することもできるようですが、これまでに宿儺が「肩代わり」を行った様子はありませんでした。
そして、”適応”のカラクリについて思案していた五条は、真実に辿り着きます。
宿儺は、”伏黒の魂”に「無量空処」の術式効果を喰らわせ続け、”適応”を「肩代わり」させていたのです。
5度にわたって「無量空処」を喰らった伏黒の魂……。もはや復活の芽は存在しないのではないでしょうか。
限界の到来
魔虚羅を影に収納した宿儺は、五条の領域「無量空処」について、「正直なところ厄介だと思っていてな」と発言。
それゆえに宿儺は、上述の「肩代わり」によって、「無量空処」への”適応”準備を進めていたようです。
しかし、あくまで「無量空処」への”適応”を行ったのは魔虚羅のみ。
五条は再び掌印を結び、領域展開を行おうとしました。
……が、その時。
五条の頭に激しい痛みが走ると同時に、鼻から大量の血が流れ出たのです。
これまでに「反転術式による焼き切れた生得術式の修復」を数度行ってきた五条。
その具体的な手法は、「一度自らの呪力で脳を破壊してから反転術式で治癒する」というとんでもないものでした。
たった1回でもあまりにリスクが高いその手法。
それを繰り返した五条は、ついに”限界”に達してしまったのです。
限界の到来②
肉や骨と異なり、相当に消耗するであろう脳の治癒。
次に掌印を結んだのは、両面宿儺でした。
背部に「法陣」を出現させた宿儺は、五条悟の「無限」に適応するつもりの様子。
いよいよ近付く決着の時。
そして宿儺は、「領域展開」と唱えました。
……しかし、想定外の出来事が起こります。
なんと、宿儺の「伏魔御廚子」が、展開される前に暴発してしまったのです。
さらに、宿儺の目、鼻からは、多量の血が流れ出ました。
合計10秒にも満たないものの、確実に「無量空処」を受けていた宿儺。
「無量空処」が与える脳へのダメージは深刻であり、五条同様に領域展開が不可能な状態にまで追い込まれていたようです。
互いに領域を失った”最強”は、再び近接戦をスタートさせました。
一方その頃、自身に近い”強者”の存在を知った宿儺は、”愛”を悟り始めていて……?
『呪術廻戦』第229話終わり。
【呪術廻戦】第231話以降のネタバレ予想
二者の条件
脳の破壊と治癒を繰り返すことで、”焼き切れた術式”を「修復」……と言うよりは、「強制リセット」していた五条悟。
無茶な行為は限界を迎え、遂に領域展開が不可能な状態にまで追い込まれてしまいました。
しかし、「無量空処」の術式効果を受けた両面宿儺も脳への深刻なダメージを負っており、五条同様に領域展開が不可能な状態です。
つまり、条件は同一。
今後の戦いは、双方の術式による”領域外の戦闘”で決まるようです。
以下からは、そんな”これからの戦い”の行方を考察していきます。
戦いの鍵は……
『呪術廻戦』第230話の展開より、今後の戦いの鍵となるのは、宿儺の頭上に浮かぶ「法陣」であると予想されます。
法陣とは、魔虚羅の能力によるものであり、その回転が”適応”を意味する物体です。
現在の宿儺は、領域「無量空処」のみならず、五条悟が「無下限呪術」によって操る”無限”に適応しようと考えている様子。
”無限”への適応が為されれば、五条悟は攻守ともに窮地に陥ってしまいます。
つまり、五条悟にとってみれば、”適応”前に宿儺を倒せるか否かが「新宿決戦」の分水嶺となりそうです。
領域を除く戦闘能力
五条悟と両面宿儺。
両者の「領域展開」の優劣は、単純な技術の差という意味で、”神業”を有する宿儺に軍配が上がるであろうことは、誰もが納得するところではないかと思われます。
一方で、そんな「領域」を除いた戦闘においては、五条悟の方が勝っているのではないでしょうか。
事実として、両面宿儺は、「領域展延」を使用した状態でなければ、五条悟に攻撃することすらできません。
そして、「領域展延」と「生得術式」は両立させることが不可能であり、五条に攻撃するためには、最大の攻撃手段である術式を捨てる必要があるのです。
裏を返せば、法陣の回転による「適応」が為された場合、この状況は一瞬にしてひっくり返ります。
五条悟は、「適応」より前に宿儺を倒すことができるのでしょうか。
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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