【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』第56話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
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【カグラバチ】第56話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第56話「夜更け」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|限界
『カグラバチ』第56話冒頭、周囲の全員が命懸けで戦っている姿を見た伯理は、自身も「命を賭ける」べく”蔵”を使用。
しかし、現在の伯理は、まだ回復には程遠い状態です。
”蔵”の使用による”当主の仮面”が出現した直後、伯理は白目を剥いて倒れてしまいました。
そんな最中、漆羽洋児と座村清市は、”雫天石”を持った敵対妖術師たちを前に、苦戦を強いられていました。
昼彦の采配によって4つの慚箱(さんそう)に振り分けられた戦力が一極集中しているいま、物量によるゴリ押し状態となっています。
状況を不利と見た”巻墨”は、命懸けで契約者たちを逃すべく動きます。
『カグラバチ』ネタバレ②|巻墨とは
今でこそ「座村親衛隊」として振る舞っている”巻墨”は、元来数100年続く「忍の一族」。
代々にわたって”主”を定め、その”主”のために滅私奉公に励んできました。
そんな”巻墨”が座村清市の守護者として「仙沓寺」に駐留することになったのは、ひとえに座村との相性が良かったから。
さて、”巻墨”が自身の守護者となった当初の座村は、過保護に走る”巻墨”に対して、「余計なお世話」という言葉で嗜めます。
それに対して、「道具だと思ってくれていい」と淡白に返す”巻墨”。
しかし、座村に”巻墨”の3人を道具扱いする気などありませんでした。
ーー場面は戻って現在。
何としてでも契約者だけは逃がそうと考えていた”巻墨”とは対照的に、座村は「全員で切り抜けるぞ!!」と発します。
『カグラバチ』ネタバレ③|移動陣
「移動陣」の用意を完了させた”巻墨”でしたが、保護対象である座村には、戦場から逃げるつもりがない様子。
……しかし、状況はみるみるうちに悪くなるばかり。周囲には相変わらず轟音と硝煙が充満しており、嗅覚・聴覚に頼ることができない座村は、思うように動くことができません。
そんな折、座村の閉ざされた視界の中で、突如として凄まじい”殺気”が光を放ちました。
導かれるがままに”殺気”へと斬りかかった座村。しかし、その”殺気”の正体は、漆羽洋児だったのです。
どうやら座村は、”巻墨”と組んだ漆羽によって、まんまと「移動陣」直上まで誘導されてしまった様子。
直後、漆羽、座村、伯理の3名は、「仙沓寺」の入り口へと転移しました。
『カグラバチ』ネタバレ④|妖刀「飛宗」
”巻墨”が死ぬつもりであることを察した座村は、すぐさま戦場へと戻ろうとします。
しかし、自身らの”命の重さ”を理解している漆羽は、「それは許さない」と一言。
漆羽は、あくまで伯理を含む3名でこの場を離脱するつもりのようです。
意見が食い違い、その場から動けずにいた一行。そんな折、目覚めた伯理が、抜本的な”解決策”を提示しました。
なんと伯理は、起き抜けに座村の手を掴むと、多量の血を流しつつ座村を”登録”。
そして、座村の玄力を辿ることにより、”毘灼”の手に堕ちていた妖刀「飛宗」を奪還してみせたのです。
「斉廷戦争」ぶりに妖刀を抜いた座村は、能力「鴉(カラス)」を使用。
”巻墨”にクビ宣告をしつつ、戦場へと舞い戻りました。
『カグラバチ』第57話へ続くーー。
【カグラバチ】第56話の感想と考察
妖刀「飛宗」、奪還。
今回ご紹介した『カグラバチ』第56話では、伯理が命懸けで”蔵”の能力を使用し、座村清市の妖刀「飛宗」を奪還しました。
これまで詳細が描かれておらず、能力は不明となっていた「飛宗」。
そんな中、能力の1つとして描かれた「鴉」は、広範囲の敵に対して一挙に斬撃を与えてみせました。
続くストーリーでは、「飛宗」の能力がより詳しく明かされていくのではないかと予想されます。
死亡するのは・・・
妖刀「飛宗」が戻ったいま、「所有者暗殺編」において死亡する人物の有力候補が漆羽洋児となってしまいました。
……とは言え、座村によって「飛宗」の能力が粗方開示された後、最終的には”毘灼”に敗北して死亡、という展開も大いにあり得そうなところです。
”毘灼”の手に落ち、暗殺されてしまう所有者は、果たしてどの人物となるのでしょうか。
未だ”毘灼”に握られている妖刀「酌揺」の今後も含め、続くストーリーに注目しておきたいところですね。
伯理について
”蔵”を用いた”登録”と”転送”により、妖刀奪還作戦におけるキーパーソンとなっていた伯理。
もし彼が万全な状態であれば、慚箱にて契約者と接触することで、簡単に妖刀を取り戻すことができます。
……しかし、ストーリー上、そのような安易な展開は許されないのがお約束。
今回多量の血を吐きつつ”蔵”を強行使用した伯理は、以後”蔵”が使えなくなる……などの重い反動にさらされるのではないでしょうか。
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【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
第4巻のあらすじと感想・考察
『カグラバチ』本誌ネタバレ
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