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【カグラバチ】作品の概要
刀匠を志す少年チヒロは、父の下で日々修行に励んでいた。おちゃらけた父と寡黙な息子。笑いの絶えない毎日がいつまでも続くと思っていたが…ある日悲劇が訪れる…。血塗られた絆と帰らない日常。少年は憎しみを焚べ、決意の炎を心に宿す…。
『カグラバチ』とは
『カグラバチ』は、『週刊少年ジャンプ』で連載中されている、外薗健先生作の剣劇・アクションファンタジー漫画です。
2024年8月には「「次にくるマンガ大賞 2024」コミックス部門にて第1位を獲得。
ジャンプの時期看板作品として、破竹の勢いで快進撃を続けています。
そんな『カグラバチ』のストーリーは、刀匠の父を3名の妖術氏によって殺害された主人公が、奪われた妖刀を回収するべく立ち上がる”復讐劇”でーー?
この記事について
『カグラバチ』第64話のネタバレ考察・感想記事です。ストーリーの内容をわかりやすくお伝えしています。
前回はコチラ!
【カグラバチ】第64話のネタバレ
以下からは、『カグラバチ』第64話「ビカム侍」の内容をネタバレ込みでご紹介していきます。
『カグラバチ』ネタバレ①|チヒロの現在地
前回のラスト、チヒロはイヲリを乗せてバイクを運転する炭を守り、”毘灼”の久々李(くぐり)と刀を交えました。
久々李は、「良い斬り合いがしたい」と言う「斬欲」の持ち主。
チヒロの出現で”戦い”へシフトしかけますが、現時点では”イヲリをさらう”と言う仕事を優先するつもりのようです。
……ここで、ストーリーはチヒロの過去回想へと移ります。
仙沓寺での一件より、チヒロが感じていたのは「自身の弱さ」でした。
「斉廷戦争」で駆り出された妖刀契約者達は、元より名を馳せていた剣豪達でもあります。
妖刀の理解度はチヒロが上でも、戦闘の下地となる剣術において、チヒロと座村(を含む契約者達)には圧倒的な差があるのです。
それゆえにチヒロは、”自身の剣術を鍛えること”を現時点での第1目標に据えました。
『カグラバチ』ネタバレ②|久々李の怒り
場面は戻り、現在。
チヒロと刀を交えた久々李は、「ざッ…”斬欲”が…!!」と必死の形相で呟きます。
一見するとふざけたキャラクター性ですが、その実力は本物。
チヒロ曰く、いずれの攻撃も素早く、斬撃には重さも乗っているようです。
加えて、久々李は未だ妖術を使用しておらず、つまりは単純に熟練の域に達た剣士。今後のチヒロにとって良き指針となる人物と言えます。
……しかし、一方の久々李は、チヒロとの斬り合いで”逆の手応え”を感じていました。
数日前、”毘灼”の統領である幽(ゆら)から、昼彦に剣術を仕込むよう言い付けられていた久々李。しかし、当の昼彦は「俺 感覚派だから」と述べ、教わることを拒否したのです。
そして現在、そんな久々李の目の前には、”剣士”でありながら”剣術を学ぶこと”を疎かにしていたチヒロが現れました。
ブチギレた久々李は、「舐めるなら剣!! やめてしまえ!!」と叫び、再びイヲリ追跡へと戻ってしまいます。
『カグラバチ』ネタバレ③|一段階上へ
妖刀「淵天」の能力に頼り、剣術を磨いてこなかったチヒロ。
……しかし、3年の戦闘経験によって、確かな感覚と身体的土壌は培われていました。
そんなチヒロにとって、唯一不足していたのは、「模範」。
刀を用いた戦闘術や、刀に玄力を乗せる技術を有していないチヒロですが、直近の戦闘で、良き模範となる技を自らの肉体に叩き込まれていました。
それは、一度チヒロの命を奪った、「居合 白禊流」。
漆羽によると、「白禊流」は鞘に玄力を限界まで閉じ込め、抜刀と共にその玄力を解放して初動に乗せる技術です。
白禊流による圧倒的スピードで、一挙に久々李の元へと追いついたチヒロ。
一方の久々李も、刀越しにチヒロの”真摯な想い”を受け止め、剣術を蔑ろにする昼彦との間に”差”を感じ取ります。
そして今、久々李の脳内を支配する欲は、「斬欲」一色に。
かくして、チヒロvs久々李が本格的にスタートしました。
『カグラバチ』第65話へ続くーー。
【カグラバチ】第64話の感想と考察
久々李のキャラクター性
今回ご紹介した『カグラバチ』第64話では、”毘灼”に所属する久々李と言う男が、誰よりも剣術に対して真摯な男であることが判明しました。
とにかく彼が望むのは、”斬り合い”。
自ら”斬欲”と呼称する欲望と折り合いをつけつつ、日々の”毘灼”の仕事をこなしているようです。
どのバトル漫画にも1人は登場する、バトルジャンキー(戦闘狂)の位置付けですね。
結果的には欲望に負け、”イヲリ誘拐”よりも”チヒロとの斬り合い”を優先することとなった久々李。
毘灼に所属しているものの、六平国重殺しには直接関わっていない(であろう)人物ですから、意外とチヒロとは良い関係になるのかも……?
チヒロの成長
チヒロが自身に足りないものを知るとともに、成長するためにもがいている様子が描かれた今回。
これまでのチヒロは、妖刀「淵天」の能力や、その能力の応用と大胆な発想によって死線を潜り抜けてきました。
しかし、これからの戦いにおいては、妖刀を扱う下地となる”剣術”が必須となります。
今回は座村の”型”を模範とし、「居合 白禊流」を繰り出すことで相手の意表を突くことに成功しました。
ここからのチヒロは、どのように剣術を学び、成長していくのでしょうか。
今後のチヒロの成長に注目しておきたいところですね。
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【カグラバチ】ストーリーまとめ
『カグラバチ』最新巻発売中!
『カグラバチ』最新4巻が10/4に発売!!
「淵天」が収められた「蔵」へ続く扉の存在を知り、楽座市会場の下層を目指すチヒロ。折れた「刳雲」を携え、閃光が如く敵を絶命させる復讐者。その眼前に立ちはだかるのは…? 一方、兄からの愛と暴力によって地に伏した伯理。今際の際に脳裏を過ったのは、ある少女との日々だった。極限の中、二人の少年の魂が呼応する。
『カグラバチ』本誌ネタバレ
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