【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第240話以降の展開予想記事です。憂憂の術式によって御所湖結界に現れた髙羽史彦。”芸人術師”と羂索との戦いの果てに、どのような結末が待ち受けているのでしょうか。
【呪術廻戦】前回(第239話)のネタバレ
第239話「バカサバイバー!!」
駆けるお嬢様
『呪術廻戦』第239話冒頭、登場したのはロール髪のお嬢様術師でした。
場所は岩手県「御所湖結界(コロニー)」。
口振から察するに、お嬢様は死滅回游泳者。それも”受肉した過去の術師”のようです。
さて、そんなお嬢様術師に襲いかかったのは、泳者の一掃を目指す羂索でした。
羂索は、液状の呪霊を使用。お嬢様の顔を包み込ませ、相手の呼吸を奪います。
一方のお嬢様も、ロール髪から円錐状の物質を射出し、羂索を攻撃。
形状から察するに、猪野も有する降霊術「来訪瑞獣」の1番「獬豸(カイチ)」でしょうか。
しかし、そんな攻撃も羂索には当たらず、お嬢様は無惨にも死亡してしまいました。
黄櫨と羂索
お嬢様術師に続き、その場に現れたのは黄櫨折(はぜのき いおり)です。
黄櫨は、東京第1結界に滞留していた”受肉した過去の術師”。レジィ・スターの一味に与していましたが、当のレジィが死した後、北に向けて移動していたようです。
しばしの会話の後、2人は徐にスマホを取り出しました。画面に映し出されていたのは、「人外魔境新宿決戦」。
ちょうどその頃、両面宿儺の「世界を断つ斬撃」によって五条悟が敗北したのです。
2人の顔に注目した羂索は、「……ふっ いい顔するじゃないか」と笑いました。
一方の黄櫨は、高専勢による「加勢」を期待していたようであり、「あーあ 負けちまったか」と残念がる様子を見せます。
そんな黄櫨に対して、羂索は「それは諦めた方がいい」と一言。
羂索は、複数の「結界術を施した監視用の呪霊」を放っており、”呪力総量”の観測によって新宿の状況を監視しているようです。
また、”呪力”を持たない禪院真希の接近にも対応するため、”視覚共有”による物理的な観測も行っている様子。
そこまで話した羂索は、黄櫨への攻撃を開始。
黄櫨も”身体部位を爆発させる術式”によって反撃を試みますが、瞬時に制圧されてしまいました。
バカサバイバー
黄櫨が死したであろう描写が挟まれた後、突如として登場したのは髙羽史彦でした。
「はーるばる来たぜ 函館ーい!!!」と気持ち良さげな表情で歌う髙羽。
羂索もツッコミを入れていますが、ココは岩手県です。
突如として現れたことから、羂索は憂憂の空間転移系の生得術式によるものと予測。
その後、「呪霊操術」を使用し、真っ先に攻撃を仕掛けました。
勝利を確信した羂索は、「覚醒タイプの泳者」を「人数合わせ」と表現し、興味がない様子を見せます。
ーーしかし、その直後。
ほぼ無傷の髙羽が、「こっ このくそ坊主 殺す気かーーっ!!!」と叫びつつ、地面にぽっかりと空いた穴から這い出てきたのです。
その様子を見た羂索は、いつになく間抜けな表情を浮かべて驚きます。
1000年という悠久の時を生き続けた羂索をして、髙羽との戦闘は「初めての感覚」であるとのこと。
髙羽は、世の中における「一番興奮する」こととして、「人数合わせのひな壇芸人が爆笑掻っ攫う時でしょう」と発します。
つい先ほど、”覚醒した現代の術師”を「人数合わせ」と表現していた羂索は、「間違いないね」と返しました。
髙羽史彦と羂索による、予想できない戦いの行方……果たしてどうなる!?
『呪術廻戦』第239話終わり。
【呪術廻戦】第240話以降の展開予想
髙羽史彦について
『呪術廻戦』第239話にて羂索の前に現れ、読者の注目を掻っ攫っていった”芸人術師”髙羽史彦。
本格的な展開予想に入る前に、そんな髙羽の生得術式「超人(コメディアン)」についておさらいしておきましょう。
「超人(コメディアン)」とは
髙羽史彦が持つ「超人(コメディアン)」は、「”ウケる”と確信した想像(イメージ)を実現できる」術式です。
真剣な戦いの場でハリセンを持ち出し、目潰しとして使用すれば面白い。
爆撃を喰らっても毛玉が出来る程度の怪我で済めば面白い。
体中があんかけでコーティングされ、相手のパンチを受け流せれば面白い。
上に挙げたような髙羽の想像の数々が、作中でことごとく実現されてきました。
想像が実現する……。作中でも明言されていますが、(髙羽がその気になれば)「超人」は五条悟にすら対抗可能な術式です。
唯一の懸念点として挙げられるのが、髙羽自身が自身の術式のことを何も知らない点でしょうか。
髙羽史彦自身や、術式「超人」については、下記事でも詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
五条悟の復活
さて、ここからは本格的に次回以降の展開を予想していきます。
上述の通り、髙羽史彦の術式は(条件はありつつも)想像を実現することができる術式です。
つまり、「死したはずの五条悟が復活すればウケる」と髙羽自身が想像した場合、その想像は現実となるのです。
「死滅回游」編では、「人から一生笑顔を奪う真似はせん」と宣言していた髙羽。
そんな髙羽だからこそ、五条悟の「死」を「死」として扱わず、術式「超人」によって再び命を吹き込んでほしいところです。
羂索が術式を使用?
上では希望的観測による「五条復活説」を唱えました。
ここからは、希望とは真逆の悪い方向の未来についても予想・考察していきます。
羂索にとっての髙羽
羂索という存在は、何よりも退屈を嫌い、刺激的で面白いものを追い求め続けました。
生の世界で悠久の時を生きた存在であるからこそ、大概の刺激は経験済みであるはずです。
しかし、『呪術廻戦』第239話。突如として現れた髙羽は、羂索に「初めての感覚」を与えました。
想定外の事象を前に、少なからず焦りや混乱を抱いているはずの羂索。
……が、それ以上に、子供のようなワクワク感を感じているのではないかと予想されます。
そんな羂索が、髙羽とその術式「超人」に興味を持つことは必至。
次回以降、戦闘時の羂索の表情にも注目しておきたいところです。
最悪の未来
髙羽史彦という人間と、その生得術式「超人」に対し、かつてない程に興味を抱くのではないかと思しき羂索。
そこで考えられるのが、”羂索が髙羽の肉体に乗り移る”可能性です。
羂索の行動原理は、「見たこともないものを見たい」や「面白いと思ったことが本当に面白いか確かめたい」というもの。
「”ウケる”と確信した想像を実現させる」術式と相性の良い思想であるように思われます。
だからこそ、仮に羂索が髙羽の術式を理解した場合、肉体の移行を本格的に検討するのではないでしょうか。
そうなった場合、”想像を創造する最悪のボスキャラクター”が爆誕してしまいますね……!
髙羽と羂索の戦闘について
夏油傑の「呪霊操術」と虎杖香織の「反重力機構(アンチグラビティシステム)」。
羂索は、少なくとも2つの術式を有している上に、宿儺と同じ”神業”領域展開をも所持しています。
術師としての”実力”や”格”という点では、髙羽史彦が勝てるはずもありません。
しかし、髙羽は言うなれば”ギャグ漫画から飛び出してきたキャラクター”。
その戦い方に常識は通用せず、SNS等では『ボボボーボ・ボーボボ』を引用する読者コメントも散見されました。
相手を確実に自分のペースに持ち込むことができる、髙羽史彦という”芸人”。
もはや何でもありのキャラクターは、羂索を前にどのような戦いを見せてくれるのでしょうか。
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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