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【呪術廻戦】作品の概要
（『呪術廻戦』1巻 芥見下々 / 集英社）稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁（いたどりゆうじ）は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
各キャラクターの最新状況
この記事について
『呪術廻戦』第259話のネタバレ速報をまとめている記事です。ストーリーの流れを追いつつ、ネタバレ込みで内容の考察を行なっています。
【呪術廻戦】第259話について
発売日はいつ？
『呪術廻戦』第259話は、2024年5月13日(月)発売の『週刊少年ジャンプ 24号』に掲載予定です。
宿儺が”奥の手”たる「竈(カミノ)」を使用したことにより、変わりゆく戦場。
”呪いの王”と”呪術高専”。両者による最後の攻防が、いよいよ幕を開けました。
【呪術廻戦】前回(第258話)の振り返り
以下からは、『呪術廻戦』第258話「人外魔境新宿決戦㉚」の内容をネタバレ込みで振り返っています。
第259話のネタバレ速報は、本記事中盤以降に記述しています。
回帰した領域
「黒閃」を複数回キメつつも、一向に反転術式を使用する気配がなかった宿儺。
どうやらその理由は、虎杖悠仁による「黒閃」連打が関係していたようです。
……しかし”呪いの王”は、「黒閃」を経て領域を回帰させていました。
そして展開された、領域「伏魔御廚子(ふくまみづし)」。
いささか不完全な姿でありながらも、相変わらず結界で空間が分断されていない”神業”たる運用が為されており、高専術師たちに逃げ場はありません。
決戦前
（『呪術廻戦』第258話 芥見下々 / 集英社）領域「伏魔御廚子」の必中効果が発動した、次の瞬間ーー。
場面は「人外魔境新宿決戦」の開戦前へと移ります。
”呪いの王”両面宿儺との戦いに向け、参戦する術師たちは「反転術式」と「領域対策」の両方、あるいはいずれかの所持が必須でした。
本来であれば、いずれも一朝一夕で身に付く技術ではありません。
しかし、虎杖悠仁と脹相に限っては、「呪胎九相図」ゆえの特殊体質によるアドバンテージがありました。
その特殊体質とは、「呪力を血液に変換できる」というもの。
そもそも「反転術式」自体が、呪力を血液に変換する高等技術であるため、特殊体質を持つ脹相は、そんな”技術”の習得を飛ばすことができるのです。
そして虎杖も、この時点で「呪胎九相図」4番〜9番を摂取することが決まっていたため、特殊体質の発現が期待されている状況でした。
入れ替え修行
「反転術式」の習得にあたり、虎杖や脹相を含む高専サイドの術師たちは「入れ替え修行」を行うことになります。
「入れ替え修行」とは、憂憂の”空間移動”の術式を用い、対象の”魂”を入れ替えて行う修行を指す様子。
つまり虎杖や脹相は、いずれかの「反転術式」使いと”魂”を入れ替え、効率的に「反転術式」を習得したようです。
また虎杖は、日下部との「入れ替え修行」も実施。呪力操作や「簡易領域」を体に叩き込みました。
領域の中
（『呪術廻戦』第258話 芥見下々 / 集英社）「伏魔御廚子」の必中効果が発動し、斬撃の嵐が舞い始めた新宿。
虎杖悠仁を含む高専術師たちは、修行によって得た「簡易領域」を展開し、己の身を守ります。
さて、宿儺の「伏魔御廚子」は、上述の通り結界が閉じられていません。
つまり、具現化された生得領域内ではなく現実で必中術式が展開されているため、建物などの非生物や、禪院真希に対しても有効です。
領域に対する防御手段を持たない真希は、三輪霞の「簡易領域」によって身を守られています。
竈
「無量空処」による負傷を受け、普段とは異なる形で「伏魔御廚子」を運用していた宿儺。
それゆえに、領域の維持可能時間は99秒と極端に短くなっていました。
結果として虎杖は、重傷こそ負ったものの、生きて「伏魔御廚子」を耐え抜くことに成功します。
いよいよ術式が焼き切れた宿儺と最終決戦……と思われた、その時。
（『呪術廻戦』第258話 芥見下々 / 集英社）宿儺は、「竈(カミノ)」「開(フーガ)」を使用してーー？
『呪術廻戦』第258話終わり。
【呪術廻戦】第259話のネタバレ速報
以下からは、『呪術廻戦』第259話「人外魔境新宿決戦㉛」の内容をネタバレありでご紹介していきます。
本記事は情報が入り次第、随時更新予定です。
宿儺の「竈」
術式「御廚子(みづし)」において、「解(カイ)」と「捌(ハチ）」と言う調理工程を経て使用可能となるのが、「竈(カミノ)」である。
ただし「竈」による炎は速度を持たず、効果範囲も限定的。
そこで宿儺は、「領域展開中を除く多対一での『竈』の実行禁止」と言う”縛り”を設けることで、速度や効果範囲の問題を解決した。
これにより、「伏魔御廚子」の斬撃によって粉塵した物質は、「竈」と同じ爆発性の呪力を帯びることとなる。
そして、「竈」の熱が放出された瞬間、領域内で連鎖的な爆発が発生。辺りには凄まじい高音の他、衝撃波や減圧、超加圧が加えられる。
その一撃は、まさに宿儺の「最終奥義」だ。
五条戦で使用されなかった理由
五条悟と戦闘した宿儺は、相手に合わせる形で結界の要件変更を繰り返していた。
なおかつ、効果範囲が絞られていたことも相まって、「竈」が十分な威力を発揮しない可能性が高かったのである。
それゆえに宿儺は、五条戦で「竈」を封印していたようだ。
脹相の死亡
これまで「人外魔境新宿決戦」を生き抜き、”弟”たる虎杖悠仁とともに戦ってきた脹相。
しかし、『呪術廻戦』第259話。
脹相は、宿儺が「竈(カミノ)」によって放った炎から虎杖を庇い、己が命をを代償に弟を守ったのである。
精神世界の中で、再び虎杖を独りにすることに対して詫びの言葉を述べる脹相。
一方の虎杖は、「一番しんどい時 隣にいてくれたろ」と返す。
……そして。
遂にやってきた別れの時、脹相は、虎杖が”弟になってくれた”ことに対して礼を述べた。
虎杖も、今際の際で脹相を「兄貴」と呼び、「ありがとう」と声を絞り出す。
もう1人のブラザー
脹相の死後も、虎杖に立ち止まっている時間は残されていない。
まだ”呪いの王”両面宿儺は健在であり、戦いは続いているのである。
そんな折、現れたのは「ブラザー」東堂葵だった。
真人の「無為転変」で左腕を失い、術式「不義遊戯(ブギウギ)」を失ったはずの東堂。
しかし、時を経て、東堂は再び”術式の鼓動”を感じ始めていた。
そして東堂は、満を持して新宿へ。領域「伏魔御廚子」内の高専術師たちを術式によって救出した後、虎杖の救援に駆けつけたのである。
開口一番に、「多分大丈夫だ！！」と発した東堂。
それを聞いた虎杖も、「多分大丈夫なんだな！！！？」と呼応し、再び闘志を燃え上がらせる。
ーーさて、現在の宿儺は、領域展開直後の術式が焼き切れた状態。
これより先、正真正銘の最後の攻防が始まる。
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【呪術廻戦】第259話のネタバレ速報｜まとめ
まずは『呪術廻戦』第259話の内容を簡単に振り返っておきましょう。
【第259話のまとめ】
- 宿儺が「竈」を発動。”縛り”によって威力が底上げされた炎により、周囲は焦土と化す。
- 炎から虎杖を庇う格好で、脹相が死亡。
- 虎杖は最期に脹相を「兄貴」と呼ぶ。
- 遂に東堂葵が参戦。虎杖とともに宿儺に挑む。
人外魔境新宿決戦編｜現在の状況まとめ
以下の表に、「人外魔境新宿決戦」における各キャラクターの状況をまとめました。
| キャラクター名 | 生死 | 状況 |
 五条悟 |
死亡 | 宿儺に全てをぶつけるも、敢えなく敗北。 胴体を両断され死亡。 |
 両面宿儺 |
生存 | 「竈(カミノ)」「開(フーガ)」と発し、”炎”を使用。 |
 鹿紫雲一 |
死亡 | 五条と同じく宿儺に全てをぶつけるも敗北。 「世界を断つ斬撃」によって死亡。 |
 秤金次 |
生存 | 裏梅と戦闘中。 ラウンド中の不死身状態であり、捨て身の攻撃を仕掛け続ける。 |
 裏梅 |
生存 | 秤と戦闘中。 捨て身の攻撃を躊躇いもなく繰り出す相手を前に、「本気」を出すと宣言した。 |
 虎杖悠仁 |
生存 | 肉体に「赤血操術」と「御廚子」が刻まれていることが判明する。 「黒閃」を連発し、宿儺に大ダメージを与えた。 |
 ミゲル |
生存 | ラルゥを伴って撤退を始める。 「こっちを向いて(キューティーハニー)」の発動を手伝った。 |
 ラルゥ |
生存 | 宿儺の「黒閃」を受け、重傷を負う。 撤退直前に「こっちを向いて(キューティーハニー)」を発動し、虎杖の「黒閃」に繋いだ。 |
 乙骨憂太 |
不明 | 宿儺の「世界を断つ斬撃」を喰らい、生死不明。 現在は憂憂の術式により戦線離脱済。 |
 禪院真希 |
不明 | 「黒閃」に加えて出力の上がった「解」を喰らい、正史不明。 |
 日車寛見 |
死亡 | 領域展延、反転術式などの高等技術を習得するも、ゼロ距離で宿儺の斬撃を浴びて死亡。 |
 脹相 |
死亡 | 宿儺の「竈」から虎杖を庇い、死亡する。 |
 日下部篤也 |
不明 | 宿儺との戦闘に敗北。 生死不明。 |
 猪野琢真 |
生存 | 生得術式「来訪瑞獣」と七海の遺した呪具を駆使し、宿儺の行動を妨害。 虎杖悠仁の「黒閃」に繋げた。 |
| ミゲル |
生存 | 新宿決戦に参戦。 窮地の憂憂を救った。 |
 憂憂 |
生存 | 宿儺に狙われるも、ミゲルによって救われる。 |
 星綺羅羅 |
生存 | 憂憂と共に高専術師の死体を回収する役目を担う。 |
 羂索 |
死亡 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 宿儺に”全て”を託し、脳を突き刺されて死亡した。 |
 髙羽史彦 |
不明 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 羂索との戦闘後、白装束を着込み、目を閉じているが、生死については明示されていない。 |
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原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
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