【呪術廻戦】作品の概要
（『呪術廻戦』1巻 芥見下々 / 集英社）稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁（いたどりゆうじ）は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第261話の展開を予想する記事です(これまでのネタバレあり)。発売日情報についてもまとめています。
【呪術廻戦】第261話の概要
掲載日はいつ？
『呪術廻戦』第261話は、2024年5月27日発売の『週刊少年ジャンプ』26号に掲載予定です。
効果を新たにした「不義遊戯」改を提げ、虎杖悠仁の待つ戦場へと駆けつけた、呪術高専京都校3年・東堂葵。
”超親友(ブラザー)”との連携は相変わらずピカイチであり、再び宿儺の体に虎杖の「黒閃」が見舞われた。
しかし、遂に宿儺の焼き切れた術式が回復してしまう。
領域「伏魔御廚子」が再び新宿の地を掻き乱そうとした、その時ーー。
現れたのは、事切れたはずの”現代最強の呪術師”五条悟で……？
前回(第260話)はこちら！
まずは『呪術廻戦』第260話の内容を簡単に振り返っておきましょう。
【第260話のまとめ】
- 東堂の腕には「ビブラスラップ」が括り付けられていた。
- 術式「不義遊戯」は”改”となり、効果が変更される。
- 虎杖が宿儺の心臓に「黒閃」をキメる。
- 宿儺の目に、五条悟らしき人物の姿が映る。
【呪術廻戦】第261話の展開予想
五条悟の復活について
『呪術廻戦』第260話の最終盤にて、劇的な再登場を果たした五条悟。
宿儺の「世界を断つ斬撃」に胴体を絶たれ、最初で最後の完全敗北を喫したはずの”最強”は、本当に帰還を果たしたのでしょうか。
以下からは、突如として現れた五条悟(？)の正体について予想していきます。
五条悟の死体説
宿儺が「領域展開」と唱えた直後、五条悟らしき人物が土煙の中から現れました。
（『呪術廻戦』第236話 芥見下々 / 集英社）しかし、当の五条は、宿儺との戦闘に胴体を両断される形で敗北したはずです。
故人らと空港で再会を果たす”例のシーン”からも察せられる通り、完全に絶命したはずの五条悟。
彼の「死」を前提条件とする場合、今回現れた五条悟風の人物の正体として考えられるのが、「死体」です。
”呪いの王”を討伐するにあたり、必要となるのはやはり”隙”。
その”隙”を作り出すため、高専側の術師が呪術的手段で五条悟の死体を運搬し、宿儺の眼前へと晒した……と考えると、辻褄が合う気はします。
「星と油」編にて、羂索の気を引くためにあえて姿を現した天元などが良い例ですね。
……とは言え、(おそらく)弔うために回収したであろう功労者の遺体を、完全なる「囮」として使用することには大きな疑問が残ります。
「何としてでも”呪いの王”を討つため」と言われてしまえば、何とも言い返せないところではありますが……。
五条悟の父親説
五条悟が”空港”にて言及していたものの、未だに姿が描かれていない「五条悟の父親」。
『呪術廻戦』第260話で描かれた五条風の男性は、ともすれば五条悟の父親その人ではないでしょうか。
「五条家」の当主が五条悟であることから察するに、(当然ながら)五条悟よりは呪術的センスに恵まれなかったであろう五条父。
しかし、仮に彼の容姿が息子そっくりであった場合、宿儺戦における「囮」の役目程度は果たせることでしょう。
（『呪術廻戦』第260話 芥見下々 / 集英社）……もっとも、第260話ラストページの煽り文は、「その”眼”は紛うことなく」です。
”眼”とは、まず間違いなく”六眼”を指しているはず。
そう考えると、(生死はともかくとして)五条本人である可能性の方が高そうでしょうか。
五条悟復活説
（『呪術廻戦』第221話 芥見下々 / 集英社）最後に考えたいのが、復活した五条悟その人であるという説です。
見事なまでの負けっぷりを晒したことから、「勝つさ」発言が度々ネタとして消費されてしまっている男・五条。
しかし、仮に劇的な復活を果たしたのであれば、”敗北”という事実を塗り替えるまでには至らないものの、多少はネタ昇華の波を抑えられるのではないでしょうか。
いかにして生き返ったのか
五条悟の復活が事実であるとすると、その裏には回復手段たる「反転術式」の行使があったことでしょう。
高専側には家入硝子という「反転術式」使いにして医師免許を有する衛生要員が常駐しています。
また、五条悟本人も「反転術式」を使用することができる術師ですから、もし胴体を両断された時点で意識が残っていたのであれば、下半身の回復に全神経を注いでいたはずです。
そもそも「反転術式」とは、脳で回し、首を伝って全身へと作用する高等テクニック。
断首されておらず、なおかつ頭を潰されてもいないという意味で、理論上は敗北直後の五条悟にも「反転術式」を使う余地は残されていたのです。
死した仲間達からは背中を押され、生ける仲間達からは手を引かれた竈門炭治郎よろしく、五条悟も”空港”で仲間たちから帰るよう諭されたのかもしれませんね。
……個人的には、夏油傑らからは笑って送り出され、禪院甚爾からは蹴り戻される五条悟の姿を拝みたいものです。
本当の決着
仮に五条悟が復活を果たした場合、いよいよ「人外魔境新宿決戦」のクライマックスは近そうですね。
虎杖らによる獅子奮迅の活躍も相まって、”最終奥義”たる「竈」を切るほどに追い詰められた宿儺。
ここまで来れば”主人公”虎杖悠仁に締めを頼みたいところではありますが、仮に五条悟がトドメを刺したとしても、文句を言う読者はいないでしょう。
まだまだ油断ならない状況ではありますが、いずれにせよ新宿決戦のラストは近いはず。
今後の展開からも、目が離せませんね。
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