Contents
【呪術廻戦】作品の概要
稀有な身体能力を持つ高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていた。だがある日学校に眠る「呪物」の封印が解かれ、化物が現れてしまう。取り残された先輩を救う為、校舎へ乗り込む虎杖だが!?
『呪術廻戦』とは
『呪術廻戦』は、『週刊少年ジャンプ』にて連載中されている、芥見下々先生作のダークファンタジー漫画です。
主人公の虎杖悠仁は、”呪い”を祓うことを生業とする呪術師を育てる「東京呪術高等専門学校」に通う一年生。
”呪いの王”と称される両面宿儺と共生している虎杖は・・・
この記事について
『呪術廻戦』第270話のネタバレ速報をまとめている記事です。ストーリーの流れを追いつつ、ネタバレ込みで内容の考察を行なっています。
【呪術廻戦】第270話について
発売日はいつ?
『呪術廻戦』第270話は、2024年9月24日(火)発売の『週刊少年ジャンプ 43号』に掲載予定です。
最終話まで残すところあと1話。
「死滅回游」や「人外魔境新宿決戦」を経て、呪術界はどのように立ち回っていくのでしょうか。
決戦に参加した術師たちの”その後”はーー?
【呪術廻戦】前回(第269話)の振り返り
以下からは、『呪術廻戦』第269話「検討」の内容をネタバレ込みで振り返っています。
第270話のネタバレ速報は、本記事中盤以降に記述しています。
駄菓子屋
『呪術廻戦」第269話は、冥冥が怪しげな駄菓子屋に立ち寄る意味深なシーンからスタートします。
私服姿の冥冥は、店主の女性にお菓子を差し出し、「いくら?」と一言。
……ページをめくると、シーンは次へと切り替わります。
日下部の想い
次のページで最初に飛び込んでくるのは、既に元の肉体への移動を済ませていた乙骨憂太と、その乙骨に怒鳴る禪院真希の姿でした。
そんな修羅場に、虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇の1年生トリオが登場。
両面宿儺に肉体を乗っ取られていた伏黒は、皆に謝罪したい旨を述べます。また、伏黒に乗っかる形で、同じく謝罪しようとする虎杖。
そんな2人を制止したのは、日下部篤也でした。
日下部は、一貫して虎杖悠仁の死刑に対して賛成の立場を保っていた人物。しかし、夜蛾のメンツを立てる形で、高専サイドの術師として戦い続けてきたのです。
……そして日下部は、自身の考えが間違っていたとも思っておらず、また一方で「ほらみろ」とも思っていないことを明かします。
大人ですらどっちつかずな現在の状況。
だからこそ日下部は、「ガキはガキらしくしてくれ」とぶっきらぼうな配慮を滲ませました。
乙骨のこれまで
話題は乙骨憂太についてへと戻ります。
乙骨曰く、彼が元の肉体に戻ることができた背景には、「リカ」による献身的なサポートがありました。
どうやら「リカ」は、抜け殻となった乙骨の肉体に「反転術式」を施し、傷付いた箇所の修復と、死へと向かう身体の維持を行なっていたようです。
ここで真希が、「そんな話はどうでもいいんだよ」と流れをぶった斬りました。
どうやら真希は、乙骨の立ち回りについて思うところがあった様子。
具体的な主張としては、「①羂索の奇襲は真希が行くべきだった」「②日車の『処刑人の剣』作戦に狗巻棘のボイレコを使うべきだった」の2点です。
……しかし、前者の羂索の奇襲については、乙骨であっても東堂葵の「不義遊戯」無しでは成功し得なかったであろう”賭け”でした。
真希ではそもそも「不義遊戯」の対象にならないため、奇襲の成功率が明らかに下がってしまいます。
また、乙骨には「リカ」の存在があったため、羂索の死後に起こった「呪霊操術」支配下の呪霊による暴走を最小限に抑えることができました。
真希単体では、呪霊による暴走がさらなる被害を出していた可能性があります。
加えて、狗巻棘のボイレコについては、宿儺に体力が余っている状態で決行していた場合、”反動”で狗巻が死亡する可能性がありました。
つまり、真希の主張とは異なり、ボイレコを使用するタイミングは適正だったようです。
また、「処刑人の剣」作戦の中核人物である日車は、自身との戦闘時の宿儺が「遊んでいた」と述べつつ、乙骨が出張っていた場合は瞬殺されていただろうと話します。
……術師となって2ヶ月程度の日車さん、なんと無事に”新宿決戦”を生き残ってしまったようです。
シン・陰について
その後も各々で「人外魔境新宿決戦」を振り返りつつ、時折反省の弁を述べる術師達。
最後に、話題はシン・陰へと転換しました。
そもそもシン・陰流「簡易領域」は、門外不出の”縛り”が課されている技術です。
しかし、決戦では、門下生ではないはずの複数の術師達が「簡易領域」を習得していました。
その裏には、冥冥を中心とする”大人達の暗躍”があったようです。
どうやらシン・陰には、門外不出の”縛り”の他にも、当主が門下生から寿命を吸い取る”呪い”が存在するなど、歪みを抱えた一門であった様子。
そして、「当主」の存在は、シン・陰の高弟ですら知り得ない情報であり、組織を正すことは不可能に近い状態でした。
……が、現在の当主はなんと日下部篤也。
彼の一存により、門外不出の「簡易領域」の”縛り”の他、寿命の”呪い”も解除されたようです。
ここで、ストーリーは冒頭のシーンへと繋がります。
冥冥が訪れた駄菓子屋の店主は、どうやらその時点でのシン・陰流の当主だった様子。
門弟らの寿命を吸い取って生きながらえていた当主は、いずれ呪術総監すら飲み込むことを計画していたようですが、その夢は冥冥によって潰えることになりました。
『呪術廻戦』第269話終わり。
『呪術廻戦』第269話のまとめ
【第269話のまとめ】
- 虎杖、伏黒、釘崎が真希らと合流。
- 乙骨は既に肉体を取り戻しており、五体満足状態で生き残った。
- 日車寛見の生存が判明。
- 日下部篤也が「シン・陰流」の当主となっていたことが判明。
- シン・陰の前当主は、冥冥によって暗殺されていた。
『呪術廻戦』第269話のネタバレと感想・考察
【呪術廻戦】第270話のネタバレ速報
以下からは、『呪術廻戦』第270話「夢の終わり」の内容をネタバレありでご紹介していきます。
『呪術廻戦』ネタバレ速報①|伏黒家の墓
『呪術廻戦』第270話冒頭は、伏黒家の墓からスタートします。
墓の下で眠るのは、亡くなった伏黒恵の姉・津美紀。
彼女の遺体は家入硝子の手で綺麗な状態に整えられ、その後に荼毘に付されたようです。
……ここで、高専から呼び出しを喰らった伏黒が退場。
1人になった家入は、自然な動作でタバコを取り出しましたが、少しの沈黙の後、その場に箱ごと捨てました。
『呪術廻戦』ネタバレ速報②|天元のその後
場所は変わって、天元の結界前。
羂索の「呪霊操術」の指揮下にった後、宿儺に吸収されてしまった天元は、そのまま宿儺の残穢の中で残置されていた様子。
そこで高専は、宿儺の残骸を据え置くことで、結界を安定化させる暫定措置を取りました。
結界まで足を運んだ庵歌姫・新田明の2人は対応を急ごうとしますが、楽巌寺は「そう焦るな」と嗜めました。
楽巌寺は、若い術師たちの可能性を信じているようです。
『呪術廻戦』ネタバレ速報③|大道鋼と三代六十四
場面は変わり、禪院真希が「桜島結界」にて共闘した大道鋼、三代六十四を訪れる様子が描かれます。
真希は、刀を求め続ける”名も無き剣豪”大道に向かって、刀をプレゼント。
そして真希は、「死滅回游」において覚醒した、”受肉タイプの泳者(プレイヤー)”について、今後措置が話し合われることを明かしました。
伏黒恵というテストケースが無事に生還したことを受け、虎杖悠仁と来栖華の両名が呪物を引き剥がす方向で確定しかけているとのこと。
2人に恩を感じていた真希は、現在の東京が不可侵領域であると告げ、身を隠すべきだと暗に仄めかしました。
……しかし両者は、極めて自由な受肉体。これからも気ままに動き続けるようです。
『呪術廻戦』ネタバレ速報④|シャルルと髙羽
ここからは、ダイジェスト形式で生き残った泳者(プレイヤー)達の様子が描かれます。
漫画家志望のシャルル・ベルナールは、彼が指を折った集英社の編集者に監督されつつ、再び漫画の道に戻った様子。
そして、次に描かれた髙羽史彦は、羂索と酷似した髪型・体型の人物と”お笑い談義”を行う様子が描かれました。
意図してその人物の顔は隠されており、”超人(コメディアン)”の効果による何らかの奇跡が起こったのではないかと予想されます。
『呪術廻戦』ネタバレ速報⑤|日車と来栖
日車寛見は、東京にやってくる前に犯した殺人について追及されていました。
……しかし、結果は不起訴。
どうやら呪術総監から圧力が掛かったようです。
それでも日車は、自身が法に裁かれることを望んでいます。かつて日車に”ボス弁”として振り回されていた女性弁護士は、遺族の代理人として日車を裁くため、「やり直し」の決意を固めます。
場所は変わって呪術高専。
宿儺の体で来栖を傷付けてしまったことを受け、伏黒は「俺が来栖の右腕になるよ」と発しました。
その言葉に感極まった来栖は、「式はいつにしますか?」と一言。
面食らった伏黒は、カタコト状態になってしまいます。
『呪術廻戦』ネタバレ速報⑥|これから
『呪術廻戦』第270話終盤、呪詛師の仕業と思しき”呪い”による事件が発生しました。
アサインされたのは、虎杖、伏黒、釘崎の3名。
次回、高専一年トリオが任務へ挑みます!
関連記事
【呪術廻戦】第270話のネタバレ速報|まとめ
まずは『呪術廻戦』第270話の内容を簡単に振り返っておきましょう。
【第270話のまとめ】
- 伏黒津美紀の墓が建てられる。
- 真希が大道鋼、三代六十四を尋ねる。
- シャルルが再び筆を取る。
- 髙羽史彦が羂索らしきキャラクターとネタ合わせを行う。
- 伏黒と来栖が良い雰囲気に。
- 高専1年トリオが任務に挑む。
羂索が生存!?
『呪術廻戦』第270話中盤、髙羽史彦の生存が明らかになるとともに、羂索らしき人物がセットで描かれました。
1000年という悠久の時を生きながら、髙羽との出会いを経て心から楽しんでいた様子の羂索。
一方の髙羽も、羂索との”お笑い”は、彼が最も望んでいた”お笑い芸人”の形でした。
きっとだからこそ、術式”超人(コメディアン)”の発動によって羂索が死を免れ、髙羽の新たな”お笑い”のステージに向けて正式にコンビを組むに至ったのではないでしょうか。
……とは言え、羂索の顔が正式に描かれたわけではありません。
その辺りの考察は読者に委ねる、ということでしょう。
次回、最終話
次回の第271話は、いよいよ『呪術廻戦』の最終話。
『週刊少年ジャンプ』の慣例として、巻頭カラーではなくセンターカラーにて有終の美が飾られるようです。
その前話たる第270話は、高専1年トリオが新たな任務へ挑むシーンで幕引きとなりました。
『呪術廻戦』のストーリーは、一体どのような形で締めくくられるのでしょうか。
人外魔境新宿決戦編|現在の状況まとめ
以下の表に、「人外魔境新宿決戦」における各キャラクターの状況をまとめました。
キャラクター名 | 生死 | 状況 |
五条悟 | 死亡 | 宿儺に全てをぶつけるも、敢えなく敗北。 胴体を両断され死亡。 現在、その肉体は乙骨憂太によって使用されている。 |
両面宿儺 | 死亡 | 虎杖の手で伏黒恵から引き剥がされ、死亡。 |
鹿紫雲一 | 死亡 | 五条と同じく宿儺に全てをぶつけるも敗北。 「世界を断つ斬撃」によって死亡。 |
秤金次 | 生存 | 裏梅との決着はついてないものの、相手の自害で勝負が終わった。 |
裏梅 | 死亡 | 宿儺の敗北を察し、自害した。 |
虎杖悠仁 | 生存 | 宿儺に勝利。 無事に決戦を生き残る。 |
東堂葵 | 生存 | 生存。 |
ミゲル | 生存 | ラルゥとともに撤退した。 |
ラルゥ | 生存 | 重傷を負うも生存。 ミゲルとともに撤退した。 |
乙骨憂太 | 生存 | 生存。 「リカ」の献身的なサポートにより、肉体も取り戻す。「 |
禪院真希 | 生存 | 生存。 大道鋼や三代六十四に状況を伝えた。 |
日車寛見 | 生存 | 生存。 2名を殺害した罪で裁判を望むも、不起訴となる。 |
脹相 | 死亡 | 宿儺の「竈」から虎杖を庇い、死亡する。 |
日下部篤也 | 生存 | 生存。 シン・陰流の当主となる。 |
猪野琢真 | 生存? | 生存。 |
憂憂 | 生存 | 生存。 決戦のMVPを自称する。 |
星綺羅羅 | 生存 | 生存。 憂憂と共に高専術師の死体を回収する役目を担った。 |
羂索 | 死亡 | 現在地は岩手県の御所湖結界。 宿儺に”全て”を託し、脳を突き刺されて死亡した。 ……と思われたが、生存が仄めかされる。 髙羽の術式効果か。 |
髙羽史彦 | 生存 | 生存。 羂索らしき男とネタ合わせする様子が描かれる。 |
他のキャラクターはこちら!
【呪術廻戦】ストーリーまとめ
『呪術廻戦』最新巻発売中!
『呪術廻戦』最新27巻が7/4に発売!!
五条悟と両面宿儺が手に汗握る戦いを繰り広げた一方、ある場所では”お笑い対決”が開幕!?
爆笑必至の戦いがここに。
髙羽史彦 vs 羂索、開戦!!
原作『呪術廻戦』本誌ネタバレ
【呪術廻戦】ネタバレ記事アーカイブ | ||||
214話 | 215話 | 216話 | 217話 | 218話 |
219話 | 220話 | 221話 | 222話 | 223話 |
224話 | 225話 | 226話 | 227話 | 228話 |
229話 | 230話 | 231話 | 232話 | 233話 |
234話 | 235話 | 236話 | 237話 | 238話 |
239話 | 240話 | 241話 | 242話 | 243話 |
244話 | 245話 | 246話 | 247話 | 248話 |
249話 | 250話 | 251話 | 252話 | 253話 |
254話 | 255話 | 256話 | 257話 | 258話 |
259話 | 260話 | 261話 | 262話 | 262話-2 |
263話 | 264話 | 265話 | 266話 | 267話 |
268話 | 269話 | 270話 | 271話 |
【呪術廻戦】関連記事まとめ
領域展開知識度チェック!
https://comichronicle.com/jujutsu-domain-quiz/
各キャラクターの生死まとめ
『呪術廻戦』の最終回について
「死滅回游」とは?
「領域展開」まとめ
キャラクター記事一覧
(C)芥見下々
本記事内で使用している画像の著作権、商標権、その他知的財産権等は、当該コンテンツの提供元に帰属します。